生活の基盤でもあり資産でもあるマンションを「磨いて」楽しんで暮らして価値を上げよう。実践へ事例やツールを提供するお役立ちマガジンです。
マンションの寿命は所有者の寿命より圧倒的に長い。30歳で買って90歳まで使ってもその消費期間60年。まだマンション躯体寿命の半分だ。1980年代モノでも築浅なのだ。一人の人生では持て余す資産を使って「磨いて」社会資産として次世代にバトンを渡す、その工程を楽しもう。
「磨き」の対象は建物・設備ハードのみならず管理というソフトがある。ソフトが正しく稼働してハードが保全される構図だ。管理会社はこのソフト稼働のための重要なパートナーである一方、電気水道より重要なインフラ、「住」を個人が大企業に委ねるコストの経済合理性はどうチェックされるべきか。電気ガスのようには規制されていない住管理の経済合理性を自衛することも本マガジンの趣旨である。
沖氏の弁;
・修繕自体は資産価値を上げない。過度な修繕意思やそれに伴う積立は疑問
・収支改善や住みやすさなど管理は理事長次第。輪番でなく、組合員は相応しい人を選出し報酬を支払うべき
まさに本サイトで訴求している「プロ理事」「自主・自衛」だ。以下「楽待」Youtubeご覧あれ。
https://youtu.be/sR9-QJu974A?si=B42i4YiVWX0ptLcm
公正取引委員会の修繕工事を巡る談合疑惑公表のおかげで組合「磨き」必要性が説明しやすくなった。修繕に関して管理会社やコンサル会社との関係をチェックすべき理由として訴求できるからだ。組合のパートナーとして下請け多重構造へ利益配分さながらの仕掛けを動かし続けていた事実は、その業界構造を含めて重大な信頼義務違反だ。
当方は直近数年で大型修繕企画を4件行ったが、管理会社提案工費との当方の企画(組合直発注・責任施工方式)による工費との差額総計はなんと3億円になる。うち最大効果を上げた案件は2億円の修繕費節約である。
修繕積立金不足と声高に騒ぐ業界メディアも要因をしっかり分析訴求してほしい。一因は上記にある。当方が支援する組合はすでに節減効果を長計に反映し、毎月の修繕積立額を2割削減した。
修繕業界の多重下請け構造、それに端を発した談合問題に関わらないために、プロ理事による自営・自衛、さらには「責任施工方式」を推してきた。設計監理コンサルを入れればそこにブラックボックスが出来るからだ。日経新聞に当方の上記意図どおりの記事が掲載された。逆の言い回し、「設計監理方式」は危険、ではあるが下図共有したい。
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・アーバイル三田慶大前(理事会)
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・ディアステージ雪が谷大塚(組合員有志)
・逗子戸建て(所有者)
・サンリュクス加納(組合員有志)
2023/04/01
「管理員の業務改善活動ととりとめのない話」出版
管理員さん、事件です⁉ 現役時代はITエンジニアとして活躍した著者が、定年後の第二の人生に選んだのは、「マンション管理員」の仕事だった――。多国籍の人々が暮らす都心のマンションで管理の仕事を始めて10年。その間に行った業務改善の数々と、悲喜こもごものエピソードをまとめて紹介する一冊。
2020/07/16
Kindle本 『M&A成功への公式 全行程の核心: マネジメント体系活用による成功する組織の仕組み』を発表しました!