・ロフト設置へ隠れた空間を探す
・ワンルームも激変。ベッド不要、動線も改善
・施工へのステップ
隠れた空間
隠れた空間は天井裏もしくは床下にある。天井は通常石膏ボードの釣り天井になっている。まずはユニットバスの点検口などから上階のスラブまでの空間をチェックしよう。天井の石膏ボードに小孔をあけてスコープで除いてみてもいい。断熱と防音に結構なスペースが隠れている。床下も床材がスラブからどれくらい浮いているか確認しよう。
床スラブから天井スラブまで、つまり専有部の実際の高さが以下の寸法あれば設置可能だ。
自分の身長+ロフト床厚+ロフト高+天井材厚+床材厚
事例物件は広大な天井裏があり見事以下の寸法を確保できた。
身長178CM+ロフト床厚15CM+ロフト高80CM+天井床5CM、床は配管あったためそのまま
3つの空間へ生まれ変わる
写真のとおり、ミニキッチンとクローゼット、バスとトイレに挟まれた通路部分の上部がロフトに生まれ変わった。
天井裏はレンジフードの配管があったため、キッチンは室内へ移動、全面クローゼットにすることで、バスの正面にクローゼット、室内はオープンキッチンになり、動線は大幅に改善、使いやすくなった。
ロフトはセミダブルのベッドサイズあり、室内からベッドが撤去でき、リビングダイニング空間に変貌。
生活色満載の部屋が、仕事部屋にも趣味の部屋にも活用できる快適なスペースに生まれ変わった。
施工までのアプローチ。惜しくない手間
進め方は以下のとおり。
①可能性検討。隠れた空間と配管等制約事項の把握
②制約を考慮した配置案と高さ方向の配分決定
③要件としてまとめ業者に施工課題を洗い出してもらう
実現してみると効果と価値向上には目を見張るものがあった。事例は大型のワンルームだが、空間として三分割できた。ウォークインクロゼット空間、ベッド空間、リビングダイニング空間である。暗い通路とワンルームからの大変貌により価値向上は大きいものと察する。売買や賃貸で価値を確認したいのでが、気に入ってしまって手放せない状況だ・・・
総工費:約90万円(室内壁紙や照明交換含む)
#マンション #リフォーム #ロフト
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カミオ (金曜日, 19 5月 2023 13:18)
ステキなお部屋ですね!
天井裏をロフトにできるという発想自体がありませんでしたので目から鱗!な記事でした。
考えている時間も楽しめそうですし、頭の中のアイデアが現実となって目の前に現れたら嬉しいですよね!
手放すのが惜しくなってしまうお気持ち、わかります^^
またいろいろ教えていただけると嬉しいです。